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​戦闘パート

●エネミー

PCの敵として戦闘を生じさせる存在をまとめてエネミーと呼ぶ。

 

●イニシアチブ

原則として、行動は「エネミー全員」➡「PC全員」➡「エネミー全員」…という順番で進行する。これはPCが未知なる世界に足を踏み入れたばかりであり、戦闘において効果的な陣形展開等を行うことが困難であることを反映している。

 

 

●セットアップとクリンナップ

戦闘は全キャラクターが一度行動を行う時間単位「ラウンド」を繰り返すことで進行し、一回のラウンドでは「セットアップ」➡「キャラクターの行動(=手番)」➡「クリンナップ」という順に処理を行う。セットアップは特定のスキルを発動するタイミングとして機能し、クリンナップは特定のスキル発動や状態異常の処理を行うタイミングとして機能する。セットアップあるいはクリンナップで一度に複数のスキルを使用することは出来ない。

 

●エンゲージ

戦闘時の各PCと各エネミーの位置関係はエンゲージという概念を用いて表す。これは「白兵攻撃が有効な数メートル以内の位置関係」にある集団を1つのエンゲージにいると表現し、戦場を複数のエンゲージの集合として表すものである。どのエンゲージにも属さず一人で存在するキャラクターがあってもよく、そうした状況設定は戦闘開始時にGMが行う。

 

●アイテムの使用について

アイテムの使用には原則1手番を消費する。使用対象には同じエンゲージの味方を選択することも可能である。

 

 

●距離と移動

エンゲージ間の移動には手番を消費する。原則としてエンゲージ間の移動あるいはエンゲージ外からエンゲージ内、エンゲージ内からエンゲージ外への移動は距離1とし、1手番の消費で行えるものとするが、GMは状況に応じて特別遠くに存在するものに関しては2以上の距離を設けてもいい。移動の際に目的地より手前にあるエンゲージを避けて通れない場合、GMはそうなってしまう旨を予め伝えておくこと。位置関係や移動に関してはGMとプレイヤーの相談の上で柔軟に運用して欲しい。

(同一エンゲージ内に対象があるときには、距離0という言い方を用いることにする)

 

●攻撃力と攻撃

どの武器を持っているかによって各キャラクターの攻撃力が定まる。また、各キャラクターは1手番を消費し、「同じエンゲージにいる対象1体に現在の攻撃力分のダメージを与える」という行動【攻撃】を行うことが出来る。これ以外にも攻撃を行う種のスキルを使用することでエネミーにダメージを与えることが出来るが、基本的にその値にも攻撃力が関係する。

ここではゲーム進行における戦闘に関するルールを挙げていく。

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